台風12号の被災を乗り越えて

平成23年9月27日産経新聞和歌山欄

今月初めに起こった台風12号による和歌山県の被災により、熊野大社や那智勝浦町など南部を中心にライフラインが寸断されるなど被害があったことは連日ニュースでも取り上げられました。

高田耕造商店がある和歌山県海南市では、一部地域が床下浸水や断水などの被害があったもののそれほど大きな災害にはならなかったのですが、弊社の製品をお取り扱いいただいたり、いつも大変お世話になっている社団法人熊野ハートの原さんが住まわれている田辺市の龍神という地区では主要な道がいくつも通行止めになってしまい、電話もつながりにくくなったため私たちも大変心配していました。

龍神自身は台風による直接的な被害は少なかったものの観光を中心にしているこの地区では被災以降、残念ながら訪れる人の数が減少してしまっているようで、観光業や販売店に携わっている人たちは困っている方も多いようです。

それでも自然豊かな龍神で村おこしをしようといつも精力的に活動されている原さんですので、耐えるだけでなく先日新しい活動として田辺市の市街地に龍神のアンテナショップ「わっかいち」という施設をオープンされました。
高田耕造商店でも、そちらのショップで弊社製造の棕櫚たわしを置いて微力ながら販売のお手伝いをしています。

各種メディアも大きく取り上げているそうでお客さんも賑わっているそうです。
このアンテナショップ以外にも原さんのブログを拝見すると他にも色々企画されているようですので、今後の展開がなかなか楽しみにしています。
皆さんも何かの機会で龍神村のアンテナショップを見つけたらぜひ一度お立ち寄りください!
弊社工房のスタッフ一同も龍神を含めた紀南地区の一日も早い復興を願っております。

あまから手帖10月号に掲載いただきました

あまから手帖2011.10月号

毎度おおきに!高田耕造商店です。
関西圏のグルメ情報や食に関する記事を提供し続けている雑誌「あまから手帖」様の10月号に「美味しさを運ぶ匠の逸品」というエッセイにて弊社製品の紀州野上谷産棕櫚たわしをご紹介いただきました。
このエッセイでは毎回食に関わる道具と職人を特集されている記事だそうですが、そこでプロの料理人の方たちにも使っていただいている国産の棕櫚たわしを記事にするということで先日、取材いただいたものが今回掲載いただけたようです。
皆様もよろしければご覧ください。

棕櫚たわしの使い方 -キッチン、お掃除用途-

棕櫚たわしの使い方

どこのご家庭にでもたわしが1つはあった時代と異なり、最近ではアクリルなどの化繊素材から高機能スポンジ、そして食器洗浄機まで多くの種類の洗浄道具、機器が発売されていますね。
そのため、たわしの使い方がわからない。とおっしゃる方も若い方を中心に増えてきています。

特に高田耕造商店で作っている棕櫚のたわしは、1960年代ごろには日本では衰退してしまった製品ですので、その柔らかさや品質に懐かしいと思われる方よりも、新鮮に映る方も多いようです。

そこで、よくいただくご質問の1つに
「棕櫚のたわしは洗剤をつけて洗っても大丈夫ですか?」
といったご質問です。

 

洗剤の使用について

bubble and squeaky clean
Creative Commons License photo credit: lisamurray

答えは、もちろん大丈夫です。
棕櫚たわしも洗剤をつけて洗っていただけます。

ただ、棕櫚の繊維は一本一本にしなやかでコシがあるので、食器表面に付いてる汚れをよく掻きだしてくれます。
ちょっとした汚れであれば、水だけで、力を入れずに(※綺麗に食器洗いをするポイントです)擦ってあげれば簡単に綺麗になりますよ。
洗剤を使わないので環境にもやさしい使い方にもなりますし、どれくらいきれいにできるか一度その目でお試しください。

もちろん気になる方や、カレーに使ったお鍋などガンコな油汚れなどには少し洗剤をつけて、同じ要領で力を入れずにサッサと洗ってあげればより簡単に汚れを落としてくれます。

 

漂白剤や塩素系洗浄剤など強い洗剤は?

こちらも使用することは可能です。
ただし棕櫚の繊維は天然素材のため、やはり強い洗浄剤の使用は本来持っている耐久性を損なうおそれがあります。
その点、ご理解の上ご使用いただければ問題なくお使いいただけます。

一般的なパームたわしに比べると棕櫚は水ハネが少ない分、衣服や素肌に洗浄液が付く量も少ないので使いやすいかも知れませんね。

 

お風呂場洗いなどその他お掃除での使い方

基本的には台所での洗浄と同じ使い方で構いません。
水やお湯だけ、または洗剤と共にお使いください。

ご使用の際は、繊維がうまく汚れを掻きだしてくれるので無理に力を入れずに軽く擦るような気持ちでお使いください。
そのほうがより簡単に汚れも落とせますし、繊維が折れてしまわないので長持ちしてお使いいただけます。

棕櫚たわしのお手入れ方法

シュロたわしの取り扱い方法その2。
スポンジやパームタワシ、アクリルたわしなど台所用品は、洗浄に使ってそのまま水分を含んだまま放っておくと雑菌の繁殖が起こったり、汚れが目立って捨ててしまうことが多いですよね。

では棕櫚のたわしはどうでしょうか?何か特別な手入れや保管方法などあるのでしょうか?

この記事では高田耕造商店の棕櫚たわしへのお手入れのしかたをご紹介します。

 

棕櫚は何十年経っても風化しない

50年前に棕櫚縄で作られた馬の人形

50年前に棕櫚縄で作られた馬の人形

土の中にある物はいつかは風化していきます。例えば、石油から作られた物はほとんどがそうですね。
ですが、樹木や石など土の上にある物は長年、風化に耐えられるよう生まれてきています。
棕櫚の皮から採れる繊維も土の上にあるものです。
何十年、何百年と木と共に生き続けられるよう雨風に晒されても簡単には風化しない特性を元々持っています。

この写真は資料として頂いてきた、50年前に作られた棕櫚縄の馬の人形を撮影したものです。
驚くことに50年前といっても見た目には特に変化しておらず、採ったばかりの棕櫚皮と比べると色味が黒くなっているかなといった程度でした。このように棕櫚の繊維というのはただ保存するだけであれば本当に何年も何十年も変わることがありません。

 

基本的には何もしなくても大丈夫

そんな棕櫚の繊維で作られた棕櫚たわしですから、お手入れというのは実は特に必要ありません。
水が常につく所に横にして放置するなどしていても、カビが生えてダメになるということはほぼ無いくらいです。

可能であれば、高田耕造商店の棕櫚たわしのほとんどの製品にはストラップを付けていますので、お使いになった後、ストラップを引っ掛けて水を切って保管しておけば特に長くご愛用いただけます。

 

繊維の中に挟まったゴミについて

ただ、繊維自体は大丈夫でも、洗い物をした際に繊維にはさまったご飯粒や食べかすなどは放っておくと雑菌の繁殖の元になります。

その際は手や、もう1つたわしを使うなどをして取り除いていただくことをお勧めいたします。

 

気になる場合は熱湯消毒&天日干し

それでもやはり雑菌の繁殖が気になるお客様の中には熱湯消毒をした後に天日干しで乾燥させる方もいらっしゃいます。

私たちでも何度か実験をしているのですが、最近はお使いになる方も増えている食器洗浄機に食器と一緒にたわしを入れて乾燥まで回してしまっても、色味が黒っぽく変色したものの実際の使用には問題ありませんでした。
スポンジなどであればさすがに高温、高圧の洗浄機の中に入れてしまうと溶けたり、ちぎれるなどの恐れがありますが、天然の棕櫚たわしであれば可能です。

雑菌汚れが気になる方はぜひ一度お試しください。

3連休は大阪マルシェほんまもんへ!

まだまだ暑い日が続くなぁと思っているとすでに9月も半ばなんですね。
今週末は3連休となっている方も多いかと思いますが、みなさんご予定はいかがでしょうか?岸和田のだんじり祭りの試験曳きはじめ各地で秋祭りが開催されるようです。

普段は毎週水曜日に大阪の淀屋橋odona前にて開催されている「大阪マルシェ ほんまもん」ですが、今週末は3日間連続でイベントをされます。
私たち高田耕造商店も9/18(日)、19(月)の連休に職人手作りの棕櫚たわしや箒など棕櫚製品を展示販売いたします。

会場は淀屋橋odonaにて。開催時間は 11:00~16:00 となっております。普段のマルシェとは時間帯が違いますのでご注意くださいませ。

皆様のご来場スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。

 

大阪マルシェ「ほんまもん」淀屋橋odona

■大阪マルシェ「ほんまもん」について
大阪の土壌・気候・風土・気質が育んだ、土と水と緑の恵み(大阪テロワール)を、生産者が消費者と差し向かい販売している人情市場「大阪マルシェ・ほんまもん」。中之島公園、靭公園など大阪を代表する活気ある公園などで開催しています。


大きな地図で見る