にっぽんのたわし展 -伝えたい棕櫚(しゅろ)の魅力-

にっぽんのたわし展

ずっと以前から温めていた企画の1つだったのですが、多くのご縁ある方々のご協力により、11月の22日より東京の合羽橋にある釜浅商店様2Fギャラリー、KAMANIにて、高田耕造商店初めての棕櫚(しゅろ)と、たわしの展示会を行わせていただくことになりました。
タイトルはずばり、「にっぽんのたわし展 -伝えたい棕櫚(しゅろ)の魅力-」です。

この展示会を通して私たちが、みなさんに最もお伝えしたいこと。
1つは棕櫚という素材が持つ自然のやさしさについて。
たわしは固いものである。というイメージをほとんどの方は持たれていると思います。
これは、柔らかくやさしい棕櫚たわしを作っている私たちが、その価値をしっかりとお客様に伝えてこなかった責任です。

本物のたわしというのは、こんなにやさしく、強い素材である棕櫚から作られているということを、訪れていただいた方の手で、肌で、実際に感じていただきたいと思っています。

もう1つはその棕櫚に関わる人々、棕櫚山の守り人である職人たちについて。
昔から棕櫚が重要な産物であった紀州野上谷の自然とそこに暮らす人々のあるがままの現状を知ってもらいたいとの想いです。

棕櫚たわしに関わる人たちはどんな人なのでしょうか。どんな暮らしをしながら、どんな想いで棕櫚に関わり、山を守ってきたのでしょうか。
産業に携わる多くの職人が手間ひまを掛けて作った棕櫚のたわしは品質も良く。一度使えばたちまち手放せなくなるほど良い道具となってくれます。

しかし一方で、職人の高齢化や産業の縮小により現在では国産の棕櫚産業というのは知る人間がほとんど居なくなってしまい、このまま途絶えようとしています。
高田耕造商店の目標である、かつて多くの人々が携わり美しい景色を作っていた野上谷の棕櫚山を再生させたいとの試みは、これが本当に最後のチャンスであると思っています。

ぜひお時間のある方は足をお運びください。
日本人なら誰もが知っている、ただの日用品であるたわしの中に、皆さんがご存じで無かった多くの新発見や驚きがあると思います。
実際にたわしを職人と一緒に一から作ってもらえる、たわし作りワークショップも会場内にて開催いたしますのでお楽しみください。

それでは多くの方のご来場、高田耕造商店スタッフ一同心よりお待ちしております。

2012年11月22日(木)  27日(火)
時間/10:30 ~ 17:30
会場/ギャラリーKAMANI(東京都台東区松が谷2-24-1 釜浅商店2階)
主催/髙田耕造商店(和歌山県海南市椋木97-2 〒640-1173)
http://takada1948.jp/
協力/株式会社釜浅商店 http://www.kama-asa.co.jp/
総合プロデュース:錦織弘昭(デザイン・プロデューサー)
Graphic Design:青木周司(Graphic Garage)
Interior Design:福島康弘(有限会社ゼロファクトリー)

●たわし巻きの実演:11月22日(木) ~ 25日(日)

【お問い合わせ先】 : 髙田耕造商店
TEL:073-487-1264/FAX:073-487-3318/Mail:info@takada1948.jp

小学校でたわし作り体験 2日目

2日目は工場見学

前回の学校訪問に続いて、翌週の8日に行った2日目のたわしの授業。今度は子どもたちが高田耕造商店の工場に見学で訪れてくれました。

さらに子どもたちだけでなく、今回の授業のきっかけとなる記事を書いてくれた読売新聞の記者さんも駆けつけてくれ取材を行なってくれました。

 

工場を探検、探検。

生徒さんたちはたわしの製作部屋、商品展示室、機械が置かれている場所だけでなく、現在は倉庫になっている3階まで登ってみたりと各自思い思いの所へ行き、もの珍しそうに工場の中を探検。

引き続きたわし作り体験をする子たちもいながら、各部屋で子どもたちからの質問に答える形で色んなお話しをさせてもらいました。

そんなこんなで、ワイワイとしている内に学校に帰る時間となってしまい、最後にみんなで記念撮影をしてお別れしました。


生徒さんたちは、好奇心旺盛で活発に不思議に思ったことをたくさん質問してくれましたが、みんなとても礼儀正しい子たちばかりでした。

自分たちの気持ちに正直な子どもたちだからこそ、どういう反応をもらうか不安もありましたが、たわしの製造工程や棕櫚製品の柔らかさに興味や驚きを持って見てくれていたのは、とても嬉しい思いでした。

これからも高田耕造商店では、棕櫚の持つやさしさを子どもたちに伝えていくために、こうした社会貢献活動を積極的に行なっていきます。

 

翌日。

この翌日にはさっそく新聞記事となって掲載していただきました。先生から聞くと子どもたちも大喜びだったそうです。

小学校でたわし作り体験

 

始まりは新聞記事から

10月の21日付の読売新聞の記事で高田耕造商店が取り上げていただきました。

記事では、たわしストラップ誕生のきっかけや地元の海南駅で行うたわし巻き体験教室の告知などを掲載してもらっていました。

その後、その記事を読んだ和歌山市にある雑賀小学校という学校のあるクラスの生徒さんたちが高田耕造商店に興味を持ってくれたらしく、電話をかけてきてくれました。

 

子どもたちからの依頼でたわし作りを授業に

そのクラスでは、ちょうど社会科の研究授業として和歌山の地場産業である家庭用品やたわしの事を調べていたそうです。

インターネットや本などの資料、家庭日用品企業への電話取材などで色々調査していた所、たわしの記事を発見したようです。

電話では、たわし作りについての質問の他に、子どもたちから、たわし巻きワークショップを授業でも行なって欲しいとお願いをいただきました。

初めての試みでしたが、せっかくなら興味を持ってくれたクラスの子たちに棕櫚たわしについてもっと身近に感じてもらえればとの気持ちで承諾することに決めました。

そこでせっかくするなら面白い授業にできればと、担任の先生と相談させてもらい、11月1日と8日の2日間に分けてたわし巻き体験と工場見学を通して、地元の産業であるたわしの事や物を作ることの楽しさ、難しさを知ってもらえればと計画をしました。

 

1日目


初日の11/1は職人が学校に出前に行って、たわし巻き体験教室を開きました。

全員作ってもらうには時間が足りないため、数グループに分かれてたわし作りを体験してもらい、終了後に質問タイムを設けるといった2部制にしてみたのですが、体験中からも生徒さんたちから早速たくさんの質問をいただきました。

中にはたわしや棕櫚のことそのものより、たわし職人である高田英生についての個人的な質問(結婚してますか?3代目の跡取りはいますか?何歳ですか?などなど)も多くいただいていました。

どうやら掲載された新聞記事に、遊び心でたわしストラップを作ったという部分に興味を持ってくれたようで、子どもたちからすると、たわし職人とはどんな人なのかが気になった様子。


ワークショップの時間中、ふとクラスの掲示板を見てみると、壁にたわしや棕櫚について自分たちで調べたり取材をして分かったことを記事にしてビッシリと貼られていて、クラスの子たちの熱心な姿勢に、なんだか感動してしまいました。


興味津々に授業を受けてくれた生徒の皆さんからの質問は時間ギリギリまで終わること無く2日目もあるからと、その日は一旦お開きとなりました。

2日目に続きます。