シュロたわしの取り扱い方法その2。
スポンジやパームタワシ、アクリルたわしなど台所用品は、洗浄に使ってそのまま水分を含んだまま放っておくと雑菌の繁殖が起こったり、汚れが目立って捨ててしまうことが多いですよね。
では棕櫚のたわしはどうでしょうか?何か特別な手入れや保管方法などあるのでしょうか?
この記事では高田耕造商店の棕櫚たわしへのお手入れのしかたをご紹介します。
棕櫚は何十年経っても風化しない
土の中にある物はいつかは風化していきます。例えば、石油から作られた物はほとんどがそうですね。ですが、樹木や石など土の上にある物は長年、風化に耐えられるよう生まれてきています。
棕櫚の皮から採れる繊維も土の上にあるものです。
何十年、何百年と木と共に生き続けられるよう雨風に晒されても簡単には風化しない特性を元々持っています。
この写真は資料として頂いてきた、50年前に作られた棕櫚縄の馬の人形を撮影したものです。
驚くことに50年前といっても見た目には特に変化しておらず、採ったばかりの棕櫚皮と比べると色味が黒くなっているかなといった程度でした。このように棕櫚の繊維というのはただ保存するだけであれば本当に何年も何十年も変わることがありません。
基本的には何もしなくても大丈夫
そんな棕櫚の繊維で作られた棕櫚たわしですから、お手入れというのは実は特に必要ありません。水が常につく所に横にして放置するなどしていても、カビが生えてダメになるということはほぼ無いくらいです。
可能であれば、高田耕造商店の棕櫚たわしのほとんどの製品にはストラップを付けていますので、お使いになった後、ストラップを引っ掛けて水を切って保管しておけば特に長くご愛用いただけます。
繊維の中に挟まったゴミについて
ただ、繊維自体は大丈夫でも、洗い物をした際に繊維にはさまったご飯粒や食べかすなどは放っておくと雑菌の繁殖の元になります。その際は手や、もう1つたわしを使うなどをして取り除いていただくことをお勧めいたします。
気になる場合は熱湯消毒&天日干し
それでもやはり雑菌の繁殖が気になるお客様の中には熱湯消毒をした後に天日干しで乾燥させる方もいらっしゃいます。私たちでも何度か実験をしているのですが、最近はお使いになる方も増えている食器洗浄機に食器と一緒にたわしを入れて乾燥まで回してしまっても、色味が黒っぽく変色したものの実際の使用には問題ありませんでした。
スポンジなどであればさすがに高温、高圧の洗浄機の中に入れてしまうと溶けたり、ちぎれるなどの恐れがありますが、天然の棕櫚たわしであれば可能です。
雑菌汚れが気になる方はぜひ一度お試しください。




