いよいよ明日から2K540 夏祭り’11 ものづくり縁日でワークショップ

2k540夏祭り ポスター

さて、いよいよ明日は東京の2k540 AKI-OKA ARTISANにて「2K540 夏祭り 2011 ものづくり縁日」が開催されます。
私たち高田耕造商店でも、2K540内でお取り扱いただいている日本百貨店様からのご好意で、シュロたわしを束子職人といっしょに実際に自分で作っていただける、たわし巻き体験ワークショップを27,28日の週末2日間行わせていただきます。

場所は、2K540 AKI-OKA ARTISAN施設内 日本百貨店様の店舗前イベントスペース。
8/27(土)、28(日)どちらも時間はAM11:00 – PM7:00になります。
当日はワークショップのほかにも高田耕造商店が作る紀州野上谷産棕櫚たわしをはじめとした各製品の展示販売も行う予定です。

普段ほとんどの人が気にもとめずに見ていたタワシも、実際に自分の手で真剣になって作ってみると、

「こんな風にたわしってできてるんだ!」
「使わずに飾りたくなるくらい愛着がわきました!」
「大切に使っていきます!」

なんて、体験をしていただいた方たちからは嬉しいご感想をいただきました。

大人も子供もみんな作っているときは真剣なまなざしで。
完成すると、棕櫚たわしの手になじむ感触に思わずニヤニヤと。

私たちと一緒にやさしいたわしを作ってみませんか?
ものを作る楽しさや、今まで知らなかった棕櫚たわしのやさしさに、きっと楽しんでいただけると思っています。


大きな地図で見る

今日午後2時からラジオ生出演します

 

昨夜、地元の和歌山放送さまより出演のご依頼をいただきまして今日の午後2時10分ごろより、弊社代表の髙田英生がラジオ生出演いたします。

紀北エリア限定ということで本当に海南や和歌山市近辺の地元の方のみお聴きいただけると思いますが、よろしければどうぞ。

たわしになれなかった残りの85%


 

国産棕櫚たわしができるまで

棕櫚の原料から全てを国産、地元の野上谷産のシュロ皮で地元の職人たちが一つひとつ丁寧に自分たちの手で作り上げている紀州野上谷産棕櫚束子(きしゅうのかみだにさん しゅろたわし)。

私たちがはじめに純国産の棕櫚たわしをつくろうと思ったとき、安価に輸入できるパーム繊維や化学繊維が中心となった今、原料のシュロ皮を採取する棕櫚皮職人自体がほぼいなくなっていたのが現状でした。

かつてシュロ皮を採って生計を立てていた職人にもう一度シュロ皮を採ってもらうところから純国産棕櫚たわし作りは始まりました。

棕櫚皮職人が使う皮はぎ用のナイフ

さらに、数十年前に産業が途絶えてしまい荒れ放題になっていた棕櫚の森は、かつて最高級と呼ばれた棕櫚皮の品質には程遠いものでした。

雑草を取り、樹皮の手入れなどをコツコツと毎日おこない続けます。

そうして、ようやく納得できる品質の紀州野上谷産棕櫚たわしとして自信を持って販売することができるようになるには、計画が始まってから数年の月日が必要でした。

そんな私たちの思い入れがたくさん詰まった貴重な国産棕櫚皮ですが、採った全てがタワシとして使えるわけではありません。

 

棕櫚皮の一番毛のみを使った紀州野上谷産

棕櫚皮の拡大画像。繊維が網目状になっている


紀州野上谷産棕櫚たわしは一つひとつが最高の品質になるよう、製造する際、一番毛と呼ばれる棕櫚皮全体の15%程度の部分だけを使っています。

お茶などでも最高級品にはファーストフラッシュ(一番摘み) と呼ばれているように、棕櫚の皮でも一番しっかりとしていながらも柔らかい一番毛と呼ばれる繊維が最も上質です。
普通の棕櫚たわしなら、繊維を捌いた際に抜け落ちた2番毛と呼ばれるものも、もう一度集めてたわしにしてしまうのですが、私たちの棕櫚たわしには、品質のバラつきが出てしまうためあえて使わないようにしています。

 

残った繊維はシュロ縄として生まれ変わります

棕櫚縄の製造風景


ただ、貴重な国産のシュロ皮を85%も使わずに捨ててしまうのはあまりにももったいない。
残った棕櫚皮はもう一度集めて、今度はしゅろ縄職人の元でシュロ縄に生まれ変わります。

シュロ縄というのは水にとびきり強く、長期間使い続けられる特性が重宝されて、今でも漁師の方たちの網や、園芸用のロープとしてよく使われていますね。

しかも国産の棕櫚皮から作られた縄なので、今ではどこにもない大変貴重な品になります。

そのため、和歌山産しかなかったようなずっと昔から代々、仕事で日々シュロ縄を使い続けていた方たちの中には、この国産シュロ縄を売って欲しいとのお声をいただくことがあります。
ただ、原料費や人件費を考えると縄としてはあまりにも高値になってしまって今のところお売りはできないかなと考えています。

 

自然にも優しいたわしへ

Left:紀州野上谷産棕櫚束子 小 | Right:たわしストラップ

こうして二番毛などを集めてもう一度生まれ変わった国産シュロ縄は、たわしの横に巻き込む際の紐として使ったり、ストラップとして括ったりなど様々な用途で工房にて活躍してくれています。

せっかく環境にも人にもやさしいたわしを作っている私たちだからこそ、自然の恵みとして採れた棕櫚皮を良いところだけ使って捨ててしまうのはもったいないことです。

すこし手間をかけてでも、できるだけ資源を無駄なく使って物づくりをしていきたい。

そんな気持ちも高田耕造商店の棕櫚たわしたちには込められて日々作られています。

長柄棕櫚箒の取り扱いはじめました

毎度おおきに!高田耕造商店です。

最近静かに人気を集めている掃除道具「箒 ほうき」
ホコリが気になったら、ササッとすぐに掃けたり、音も静かだから気軽に使えると重宝されている方は元々いらっしゃったのですが、なによりも電気を使わないので節電に貢献できるという点でここ最近本当に使われる方が増えている印象を受けます。

 

座敷やフローリング掃除にも実は便利な棕櫚箒

ふんだんに鬼毛を束ねているので箒が自立できるほどふさふさしています

それに、実はきちんと職人の手で作られた天然素材の箒って掃除機に負けないくらい使い勝手が良いんですよね。

 

関東ではホウキグサを使った江戸箒が有名ですが、関西より西ではやはりシュロ皮を使った棕櫚箒がポピュラーだったようです。

どちらも目が細かい天然繊維を束ねているので一掃きでも細かなホコリまで取れる便利さで、しかも大切に扱えば10年・20年と使っていけるという代物。

高田耕造商店の地元和歌山県では、昔結婚するときに嫁入り道具として棕櫚箒を持って行かれたおばあちゃんの話を聞くので、棕櫚箒というのは昔から一生物の価値ある品と人気があったようですね。

今の環境保護やエコを考える時代にはうってつけの素晴らしい道具の一つかもしれません。

 

棕櫚箒の現在と販売について

束ねられた棕櫚の繊維が9玉あるので鬼毛九玉と呼ばれます

さて、そんな昔ながらの棕櫚箒ですが、今でも海南市では箒職人が一つひとつ全て手作業で作っています。
職人自体はやはり高齢化と需要の減少で今では数人しかいなくなってしまいましたが、それでも彼らが作った棕櫚箒は最高級品で、祇園をはじめとした各地の有名な料亭、旅館で重宝されているようです。

 

特に紀美野町におられる桑添さんという職人が作られた棕櫚箒は、私たちも1本だけ持っているのですが、まるで芸術品のような佇まいで京都などではとても高値で販売されています。
残念ながらご高齢のため、一般売りはもうされていないようですが、どこかで見かけることがあればぜひ一度目の保養にご覧くださいませ。

桑添さんの箒は取り扱うことはできませんでしたが、高田耕造商店でも地元海南市の箒職人から僅かずつですが、分けてもらうことができたため、今回こうしてホームページ上でも販売させていただくことになりました。

価格は2万円と決してお安くはありませんが、自信を持っておすすめできる最高級品の鬼毛棕櫚箒です。
※鬼毛とは1枚のシュロ皮に数本しか取れない太くて丈夫な繊維のこと

より長く使えるよう、お手入れの方法や保管方法などがありますので、ご興味ある方やご質問はいつでもどうぞ。

長柄棕櫚箒 -高田耕造商店-

今週のイベント出店情報おしらせ

ただいま設営中。。

毎度おおきに!高田耕造商店です。
この前まで何枚着替えがあっても足りないくらいの暑さだったのですが、先週末の雨を境に和歌山でも過ごしやすい気候になってきました。
ニュースを見てると東京では最高気温24℃くらいだとか!関東の方は体調に十分お気をつけ下さいませ。

さて、今週の高田耕造商店のイベント・催事スケジュールですが、
■8/24(水):大阪マルシェ「ほんまもん」淀屋橋odona会場にて棕櫚製品の展示販売(大阪)
■8/27(土), 28(日): 日本百貨店 店舗前イベントスペースにてたわし巻き体験教室(東京)
となりました。

 

大阪マルシェ「ほんまもん」淀屋橋odona

■大阪マルシェ「ほんまもん」について
大阪の土壌・気候・風土・気質が育んだ、土と水と緑の恵み(大阪テロワール)を、生産者が消費者と差し向かい販売している人情市場「大阪マルシェ・ほんまもん」。中之島公園、靭公園など大阪を代表する活気ある公園などで開催しています。

高田耕造商店でも新鮮で!やわらかい棕櫚束子(しゅろたわし)の販売を行います。

会場は淀屋橋odonaにて。開催時間は pm2:00~7:00 となっております。
ぜひお近くの方は遊びに来てみてください


大きな地図で見る

紀州・束子職人 実演・体験販売会 @ 日本百貨店

高田耕造商店謹製のシュロたわし、箒といった製品の展示販売と、実際にシュロたわしをひとつ職人と一緒に作ることができるたわし巻き体験ワークショップを2K540 AKI-OKA ARITSANの日本百貨店様前のイベントスペースにて開催いたします。
この2日間は2k540自体がお祭りになっているそうで、出展側としても楽しみにしています。

■期間:8月27日(土), 28日(日)
■場所:〒110-0005 東京都台東区上野5-9-3
■HP :http://nippon-dept.jp/event.html


大きな地図で見る